続・サザンロックの子

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夢見る頃を過ぎても/古舘伊知郎

♪夢見る頃を過ぎても

作詞・作曲:桑田佳祐 歌:古舘伊知郎

レコード化もされておらず、幻の曲とされています。しかし、1988年10月5日「遠い街角」歌唱のため『夜のヒットスタジオ』に出演した桑田佳祐さん。歌う前の古舘伊知郎さんとの絡みでこの曲の紹介があります。「飲み屋で古舘さんから一冊の本を見せられた。曲のイメージはこれだ」と。

古舘さん曰く「少女が鏡に映っているが、手前にいる女性はオバさんだと僕は思った。」延々と昔の自分の女性に対する気持ちとかを飲み屋で語ったらしい古舘伊知郎さん。こうして作られた曲が「夢見る頃を過ぎても」です。このあと、イントロが流れていい感じで古舘さんが熱唱しますが途中で切られてしまいます。残念。

話しが逸れますが、この回には坂本冬美さんもご出演されてました。歌唱の前、(古館さん曰く)桑田佳祐先生の前で「いとしのエリー」をコブシを付けて唄います。先生から「ブルースですね」とお墨付きをいただきました。これから30年以上の時を経て、坂本冬美さんは先生から曲を書いていただきます。そのストーリーこそブルースではないかと私は思います。

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ノーマン・ロックウェル『Girl at the Mirror(鏡に向かう少女)』
この絵を元にイメージが膨らみ、曲が作られました。