続・サザンロックの子

映像、音源の整理を目的にしたブログです。ダビング依頼は受け付けておりません。

社会学ミーティング

社会学ミーティング
1991年3月30日(土)17:00〜20:00
会場:ビクター大阪・会議室

応援団(ファンクラブ)で『桑田佳祐さんと今後のサザンオールスターズについて語ろう』という企画が挙がりました。東京、名古屋、大阪の3ヶ所だったかな…各会場それぞれ20名を募集。その名も『社会学ミーティング』。
たしか往復葉書での応募だったのですが、映画「稲村ジェーン」舞台挨拶を最前列ど真ん中から撮った写真を貼りつけて思いの丈を葉書にぶつけました。そうしたところ、見事に当選。桑田佳祐さんに直接会ってお話しする場への参加を認められました。もうねえこの時の気持ちだけは言葉に表現なんてできないですよ。

迎えた当日。喜び勇んで予定時刻の1時間も早くに到着。恐る恐る入っていくと、どうぞどうぞと会場となる会議室に通してくださいました。
口の字型に配された会議用テーブル。全員分のネームプレートがテーブルに置かれていて、すでに座る席が決まっていました。ちょうど昼どきでマネージャーのM氏、S氏、そして応援団のNさんが昼食を摂っている最中でした。緊張する私に対し、気を遣っていろいろとお喋りしてくださいました。
定刻までに19名揃い、あろうことか1人欠席。
そしていよいよ桑田佳祐さんが入って来られました。普段着のラフな格好でした。ここからマネージャーS氏の仕切りのもと、ひとりひとりが順に自己紹介をしながら桑田さんとフリートーク。皆さんのお喋りが凄く興味深くて楽しいものでしたので誰ひとりとして遮ることなく聞き入ってました。一通り全員とのお喋りが終わると、全員でディスカッションという名のフリートーク。あっという間の2時間でした。
そのあと机を寄せて、出前のサンドイッチとコーヒーを手に立食パーティーのような感じでさらに1時間。終始和やかな雰囲気のなか、サインをしていただいたり、順にツーショット写真を撮って頂きました。そして最後に全員で記念撮影をして終わり。
いま考えると、あり得ないような企画でしたね。

それから12年後の2003年初春。M氏と東京で少しお話しする機会がたまたまありました。このとき、M氏はA社の執行役員という重責に就かれてましたが、全然そんなことを感じさせない当時のままの気さくで柔和な物腰でした。「社会学ミーティングに参加して12年振りにお話しさせていただきます」と言ったところ、光栄にもどうやら覚えていてくださったようで、当時を懐かしんだ感じで私に感謝の言葉を掛けてくださいました。聞けば、「桑田もあの集まりがその後の創作活動に生きたようですごく感謝してたんだよ」とのこと。ファン冥利に尽きるお言葉をありがとうございます。

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